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感性インタラクション研究室

岡﨑章教授
病気の子どものためのデザイン
入院したことがなくても予防接種の経験はあるはずです。何も説明もされずにいきなり腕を押さえられて注射をされると恐怖感・不安感で泣いてしまった人もいたでしょう。しかし、小さな子どもであっても絵本やぬいぐるみなどを使って注射をすることやなぜ注射をしなければならないのかを伝えることができると前向きな心を持つことができるのです。こうした恐怖感・不安感をデザインで軽減しようとしています。予防注射の説明であって単なる状況説明の絵本では効果はありません。登場するキャラクタのデザインを検討し、子どもの視点から見た画像になっているか、注射のリアルさはどこまでにすれば良いのかなど、あらゆることを検討した絵本だと効果が大きいのです。 つまり、恐怖感・不安感といった負のイメージを軽減するために必要なデザイン要素とその構成について研究をしています。

病気の子どものためのデザイン

  • Q
    なぜその研究が必要なのか
  • A
    今までのデザインは、全てにおいて「快のイメージを増幅するデザイン」なのです。楽しい、豊かな気持ち、分かりやすい操作性など全てはプラス方向の増幅を目的としています。ところが、病気で体調が悪くてどうしようもない時には、その考え方だけでは対応しきれないと考えたからです。

    「負のイメージを軽減するためのデザイン」はとても重要で、高齢化が進んでいる社会における被介護者のためのデザイン、あるいは被災者のためのデザインにも応用ができるのです。また、ターミナル期にある方(死期が近づいている患者)のためのデザインを考えるうえで重要なキーワードとなるのです。
  • Q
    具体的な研究と成果は?
  • A
    他大学の看護学部、医学部、小児病院などと共同研究として進めています。
実際の現場で使用できるまでレベルを高めて無料ダウンロード提供したりしています。以下は研究成果としてのツールの一部です。

詳細は、チャイルドライフ・デザインのHP[www.childlife-design.com

具体的な研究と成果は?

音楽療法支援用ソフト「Someoto(染音)」
第6回キッズデザイン賞
人の心の重み付けができるソフト「概念モデル可視化ツール“rami”」
2011年度グッドデザイン賞
がん治療レベルに応じた
食品加工方法を知ることができる携帯サイト
「小児がん食事基準の可変性に対応した携帯サイト」
Medical Design Award 審査委員特別賞
看護師に治療前後に
応援や褒めてもらえるツール
「看護師と患児の関係を密にして安心感を支援するツール」
第4回キッズデザイン賞
痛みと真実味のバランスを
コントロールして説明できるソフト
「CVカテーテル用パレーション・ツール“KIZUNA”の開発」
第3回キッズデザイン賞
身体動作に応じて
画像が動いたり音が出たりするツール
「動体検知を用いたストレスコーピング・ツールの開発」
日本デザイン学会グッドプレゼンテーション賞
手術前に説明するソフト「入院患児に対する術前プレパレーション・ツール“Smile”」
医療の質・安全学会 ベストプラクティス優秀賞

 

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