HOME学科紹介情報工学科 コンピュータの言語理解 寺岡丈博准教授

コンピュータの言語理解

寺岡丈博准教授
自然言語処理とは
私たち人間が日常で使用している日本語や英語などの言葉(自然言語)をコンピュータが処理すること、そしてその意味を理解することを指します。GoogleやYahoo!などの検索エンジンによる「情報検索」や、しゃべってコンシェルやSiriなどの「音声対話システム」、日本語から英語に翻訳する「機械翻訳」など、自然言語処理の技術は様々な形で実社会に応用されています。
現在の研究
コンピュータは、人間が手に負えない程の膨大なデータを瞬時に処理できる一方で、私たちが扱う言葉の意味を正確に捉えるには色々な課題があります。例えば、私たちが普段何気なく使用している日本語(特に会話)には、主語や目的語の省略が往々にして見られます。コンピュータにとって「どこに何が省略されているか」を文脈に沿って正確に理解するのは、決して容易なことではありません。また、比喩や慣用句、擬人法などのレトリックが含まれることも理由の一つとして挙げられます。字義通り(文字通り)の解釈と、これらの表現を考慮した本来の解釈とでは意味が全く異なるからです。
 本研究室では、大規模な実験データ(約3,200人分)から得られた人間の言葉に関する連想情報(図)をはじめコーパスやシソーラスから抽出した知識と機械学習を用いて、比喩解析や照応・省略解析、文生成など言語理解・生成の研究や、連想情報を利用した言語教育支援の研究に取り組んでいます。

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今後の展望
上記の人間がある単語に対して連想した言葉の連想情報と、同じ文章や文書内で使用される単語関係をまとめた共起情報は,特長がぞれぞれ異なります。これらの情報を組み合わせることで、コンピュータにおいては文脈理解の精度向上を、人間においては語彙獲得の効率化が期待できます。

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