FACULTY OF ENGINEERING
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卒業生の活躍

Activities of Graduates
鈴木貴道 さん

学部奨学生に選ばれて、勉強とアルバイトの両立に自信がついた。

鈴木 貴道 さん
ECモバイリング株式会社
2012年3月卒業 茨城県立水海道第一高等学校
2年次と3年次に学部奨学生に選ばれました。ゼミでは小児病棟に入院する子供のストレス軽減を目的とした螺旋移動型ロボットの研究に取り組み、他大学とのロボットコンテストにも参加しました。というと勉強ばかりしていたようにみえますが、大学生になったら社会経験としてアルバイトをしようと思っていたので、1年生の夏休みにお寿司屋さんでアルバイトを始めました。八王子キャンパスに通っていたので、高尾山の薬王院で初詣の手伝いもしました。アルバイトを通して随分視野が広がったように思います。工学部は勉強や研究が忙しいので、課題や提出物の期限は守る、試験の前はテレビを見ないなど自分で目標管理をして2年生で学部奨学生に選ばれたときはとてもうれしかったです。
同期入社20人。4月1日から霞ヶ関の本社で研修が始まります。ライバル20人の中で早く昇進したいと今からやる気十分です。
川邉和宏 さん

研究を通じてエンジニアとして成長できました。

川邉 和宏 さん
日野自動車株式会社
2008年3月卒業 栃木県立佐野高等学校出身
機械設計の仕事に携わる父の影響で、私も設計に関心を抱くようになりました。なかでも、機械工学とシステム工学の両面から学べるところに魅力を感じて拓殖大学の入学しました。学部時代には教職を履修し、英語研究会で語学も磨くなど、多様な分野を学んだことで、ものごとを多面的に捉えられるようになったと思います。
研究においては、モノの「質感」を数値化するテーマに挑戦。卒業研究だけでは物足りなくて、大学院に進学して研究を続けました。また、授業の手伝いや後輩の指導などを通じて相手のことを考えることを学びました。自動車の設計開発の仕事をするうえでも、乗る人や街行く人、さらには地球環境などにも配慮し、総合的な意味で「人にやさしい」自動車づくりに携わっていきたいと考えています。
飯塚洋介 さん

社会で役立つ知識や技術を実践的に学べます。

飯塚 洋介 さん
蛇の目ミシン工業株式会社
2008年3月卒業 群馬県立館林高等学校出身
子供のころから最先端の記述を駆使してものづくりに挑戦してみたいと考えていました。機械システム工学科では、自分で設計し、試行錯誤を繰り返しながらものづくりに挑戦できるので、私にとっては恵まれた環境だったと思います。特に魅力的だったのは、大学のキャンパス内に工場があり、本格的な実験や実習に取り組むことができるところです。作りやすい形状を考えながら図面を描き、実際に作ってみて課題を考える、というサイクルで学ぶことができたので、社会でも役立つ実践力が身についたと思います。
川口義高 さん

夢をアピールして、憧れの企業のエンジニアに。

川口 義高 さん
本田技研工業株式会社
2009年3月卒業 埼玉県・埼玉平成高等学校出身
環境にやさしいエネルギーとしてソーラーパネルが有名ですが、僕の夢はこれをパネルでなく塗料で実現すること。夢を大切にする憧れの企業に就職することができたので、ビジネスジェット機のエンジニアとしてこの夢を実現したいと考えています。
池田圭佑 さん

首都大学東京 大学院で数理情報科学を学びます。

池田 圭佑 さん
首都大学東京 大学院
2013年3月卒業 新潟県立上越高等学校出身
2年次に受けた工業数学の授業で、実用数学の美しさを感じました。内容は高校数学に比べて遥かに難解なものでしたが、授業中に近くまで来て声をかけてくれた先生のおかげで、頑張る力と興味が湧いてきたように思います。2ー3年次に受けた専門科目の中でも数学が使われ、その手法の説明を受け、実験・実習の中でふれているうちに、実用数学への興味がますます深くなっていきました。そのため4年次の研究室選びでは、迷うことなく「計算力学研究室」を希望したのですが、その研究室は、実用数学と実験を組み合わせて材料特性を推定するという、難しそうなことをテーマにしている所でしたので、ついていける自信はありませんでした。指導いただける先生が丁寧に授業を進めてくれる先生だったことと、自分の興味だけで飛び込んだ感じです。案の定、とても丁寧に指導していただいたので、実用数学への興味はますます深くなり、大学院進学を考えるようになりました。

大学院では、今以上に数学やコンピュータに近い研究をしてみたいと思ったので、首都大学東京 大学院 数理情報科学専攻を受験したところ、合格できました。今はインターネットや情報セキュリティに興味があるので、大学院を修了したらIT関係の職に就きたいと思います。

在学生にメッセージを送るとしたら、「大学は好きな授業を受けられる所です。自分の興味に合う授業をとって勉強してほしいと思います。」と伝えたいですね。
*写真は拓殖大学です。
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アメリカの大学院に進学

生田目 海翔さん
米国大学院進学
2024年3月卒業  茨城県立水戸桜ノ牧高等学校出身
英語が得意なわけではなかったのですが,2年間のアメリカ留学プログラムに惹かれて拓殖大学を受験しました。語学留学のできる大学は沢山ありますが,留学先で工学部の専門科目を学べるプログラムを持つ大学は,拓殖大学以外には知りませんでした。
1年生のときは,新型コロナウィルス感染症の流行により,留学できるか分からない中,英語を中心に授業を受けていました。幸いにも,半年遅れの2年生後期から留学できることになり,3年生の終わりまで,アーカンソー工科大学(アメリカ)の機械工学科で勉強してきました。最初の2セメスターは言葉の壁でつらい時期が続きましたが,拓殖大学の先生が現地まで来てフォローしてくれたおかげもあり,3セメスターから授業にも余裕が持てるようになりました。休日にはアメリカの友人とフットサルをしたり,パーティーをしたりして,勉強は忙しかったですが,充実した時間を過ごしました。4年生で拓殖大学に戻り,卒業研究で6脚歩行ロボットを開発しました。卒業後は,ロボットの研究をアメリカの大学院で続けます。アリゾナステイト大学大学院,ドレクセル大学大学院,ノースイースタン大学大学院に合格できましたので,各大学でどんな研究ができるか調べているところです。将来はアメリカでロボティクス関連の職に就きたいと思います。
アメリカ留学ができ,夢にも思っていなかったアメリカの大学院に進む道が開けました。拓殖大学が私の人生を変えてくれました。先生方は親切で,優しく,しっかりサポートしてくれます。拓殖大学を選んで本当に良かったと思います。
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中学校の教諭にあこがれ

竹村 直起さん
埼玉大学大学院 教育学研究科 進学
2024年3月卒業 埼玉県・山村国際高等学校出身
中学校の教諭に憧れ,中学の教員免許が取れる大学を探してみると,東京都内では数校しかありませんでした。その中で,木工と機械加工の大きな施設があるところに目が留まり,環境が整っていそうな拓殖大学に入学しました。
 学科の専門科目に加えて,教員免許取得のための授業を履修することに不安もありましたが,先生方は温かくサポートしてくださったので,スムーズに勉強を進められました。木材加工や農業など,実習を交えながら幅広く学ぶ授業は非常に楽しく,教諭への夢がますます広がっていきました。また,ボランティア活動や教職員が共同して行う地域貢献活動等の学内プログラムにも参加しました。拓殖大学近郊の小学生を対象にしたモノづくり教室や農業体験のアシスタントを経験し,教えることの実学を学ぶこともできました。中学校教諭一種免許状(技術)の取得だけに固執せず,先生方と共に実施した経験が今後の財産になると考えています。
卒業後は,教育について専門的に学びたいと思い,埼玉大学大学院 教育研究科を受験し,合格することができました。大学院では,中学校教諭専修免許状(技術科)の取得を目指します。