FACULTY OF ENGINEERING
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卒業生の活躍

Activities of Graduates
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工業高校の教諭として,担任に加えて,ボクシング部監督になることが決まっています。

浅井 陽南さん
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
2025年3月卒業 埼玉県・狭山ヶ丘高等学校出身
拓殖大学のオープンキャンパスで見たロボットがきっかけでロボット開発に興味を持つようになりました。学業では,ロボット工学に関連する授業を中心に選択し,ロボット工学,生理工学,知能システム工学,機械加工実習などを理論的・実践的に学びました。授業外では,美術研究会に所属して水彩画を描く傍ら,会計を担当していました。学業とサークルの両立に忙しい日々でしたが,この時の経験が就職活動に生かされたと思います。就職課の職員さん方の丁寧なサポートのおかげで,就職活動もスムーズに運びました。卒業研究では,高齢者の歩行を支える介護ロボットを作りたいと思い,ロボット制御工学研究室に入り,高齢者が散歩に連れ出したくなるようなロボットを開発しました。ロボット開発には,知識と技術の両方が必要なため大変でしたが,自分のロボットが動いた感動は忘れません。
大学4年間を使って,是非,いろいろな経験をしてみてください。私たちの周りには,サポートしてくれる人がたくさんいます。

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新たな環境に飛び込んでいくのが楽しみです。

望月 知慧さん
株式会社ホンダテクノフォート
2025年3月卒業 東京都・日本大学第三高等学校出身
車が好きで機械科のある拓殖大学工学部に入学しました。クラスに女子は少なかったですが、高校時代から少なかったですし、所属していたアカペラ同好会には他学科や他学部の女子がいたので、大学生活の中で女子が少ないことが気になったことはありませんでした。卒業研究では、高齢者施設でのフィールドワークも行って、高齢者を心理面から支えるロボットの必要性を実感し、高齢者が散歩したくなるように心理面からアプローチするロボットを開発しました。就職では、大きな企業で車の設計をしたいと思って活動していました。希望が叶い、ホンダの四輪車や二輪車を設計する会社に就職できましたが、アカペラ同好会での活動やロボット開発の苦労が役に立ったと思います。新たな環境に飛び込んでいくのが楽しみです。

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工業高校の教諭として,担任に加えて,ボクシング部監督になることが決まっています。

村口 太陽さん
岩手県立水沢工業高等学校教諭(工業)
2025年3月卒業 岩手県立黒沢尻工業高等学校出身
高校までボクシングをしていて、大学でもボクシング部に所属しました。日曜日以外の毎日、朝5時45分から夜7時30分の間、授業のないときに練習していました。学科の授業に加えて教職を履修していたので授業数も多く、学業と部活動の両立は簡単ではなかったですが、部の監督も学科の先生も支援してくださったので、問題なく続けられました。自分の気持ち次第ですね。4月からは、水沢工業高校の教諭として、担任に加えて、ボクシング部監督になることが決まっています。恩師の黒沢尻工業高校と対戦するのが楽しみです。

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アメリカの大学院に進学

生田目 海翔さん
米国大学院進学(Arizona State University, Master of Science in Robotics and Autonomous Systems)
2024年3月卒業  茨城県立水戸桜ノ牧高等学校出身
英語が得意なわけではなかったのですが,2年間のアメリカ留学プログラムに惹かれて拓殖大学を受験しました。語学留学のできる大学は沢山ありますが,留学先で工学部の専門科目を学べるプログラムを持つ大学は,拓殖大学以外には知りませんでした。
1年生のときは,新型コロナウィルス感染症の流行により,留学できるか分からない中,英語を中心に授業を受けていました。幸いにも,半年遅れの2年生後期から留学できることになり,3年生の終わりまで,アーカンソー工科大学(アメリカ)の機械工学科で勉強してきました。最初の2セメスターは言葉の壁でつらい時期が続きましたが,拓殖大学の先生が現地まで来てフォローしてくれたおかげもあり,3セメスターから授業にも余裕が持てるようになりました。休日にはアメリカの友人とフットサルをしたり,パーティーをしたりして,勉強は忙しかったですが,充実した時間を過ごしました。4年生で拓殖大学に戻り,卒業研究で6脚歩行ロボットを開発しました。卒業後は,ロボットの研究をアメリカの大学院で続けます。アリゾナステイト大学大学院,ドレクセル大学大学院,ノースイースタン大学大学院に合格できましたので,各大学でどんな研究ができるか調べているところです。将来はアメリカでロボティクス関連の職に就きたいと思います。
アメリカ留学ができ,夢にも思っていなかったアメリカの大学院に進む道が開けました。拓殖大学が私の人生を変えてくれました。先生方は親切で,優しく,しっかりサポートしてくれます。拓殖大学を選んで本当に良かったと思います。
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中学校の教諭にあこがれ

竹村 直起さん
埼玉大学大学院 教育学研究科 進学
2024年3月卒業 埼玉県・山村国際高等学校出身
中学校の教諭に憧れ,中学の教員免許が取れる大学を探してみると,東京都内では数校しかありませんでした。その中で,木工と機械加工の大きな施設があるところに目が留まり,環境が整っていそうな拓殖大学に入学しました。
 学科の専門科目に加えて,教員免許取得のための授業を履修することに不安もありましたが,先生方は温かくサポートしてくださったので,スムーズに勉強を進められました。木材加工や農業など,実習を交えながら幅広く学ぶ授業は非常に楽しく,教諭への夢がますます広がっていきました。また,ボランティア活動や教職員が共同して行う地域貢献活動等の学内プログラムにも参加しました。拓殖大学近郊の小学生を対象にしたモノづくり教室や農業体験のアシスタントを経験し,教えることの実学を学ぶこともできました。中学校教諭一種免許状(技術)の取得だけに固執せず,先生方と共に実施した経験が今後の財産になると考えています。
卒業後は,教育について専門的に学びたいと思い,埼玉大学大学院 教育研究科を受験し,合格することができました。大学院では,中学校教諭専修免許状(技術科)の取得を目指します。