HOME工学部NEWS
2020年08月18日デザイン学科

デザイン学科3年生による古紙の新規用途アイデア発表会を開催

8月5日、プロダクトデザインⅢ・演習(3年生前期)において、㈱大久保との共同研究「古紙の新規用途開発」アイデアの発表会を開催しました。テーマは、国内の古紙利用を促進するための新規用途開発のアイデア提案です。
参加学生11名、各自が企画した新規用途の課題設定、コンセプト、提案および評価について、㈱大久保の大久保代表に対してオンライン形式で発表し、質疑に応答しました。
4週間という短い検討期間にもかかわらず、新規用途の様々なアイデアが提案され、大久保代表から高い評価をいただきました。今後は、アイデアの実現化をめざして永見研究室で検討を進めていきます。

■評価の高かったアイデア

「自然に優しいダンボール家具」高木祥吾

手軽に使えるダンボール家具のアイデアです。
パーツをくり抜いて、組み立てるとスツールやテーブルが完成します。ダンボール製品なので、自由に絵を描くことができ、安価であり子供の成長に合わせて、更新していけます。プレゼント用のパッケージデザインも考えました。

古紙の新規用途HP紹介2(1)

「おみ古紙」木村倫太郎

古紙リサイクルの啓発活動に着目したアイデアです。
お神輿をダンボールや色紙で作成する「おみ古紙」をデザインしました。地域の行事として小学生が協力して「おみ古紙」を作り上げる過程で、楽しみながらリサイクルの仕組みや分別回収の注意点などを学べる取り組みでです。

古紙の新規用途HP紹介2(2)

「Laundry Paper Projedt」高橋黎

ビニールの代替え品として「紙」に着目したアイデアです。
着物の保管に使われている包み紙をヒントに、クリーニングの際に衣類を包むビニールをこの様な紙に変えることで、古紙の用途を増やすアイデアです。紙には湿気を吸収する機能があり、文字の印字も容易なため、衣類のカバーとして長期間使用でき、広告をいれたデザインも可能です。アパレル業界での活用も期待されます。

永見研究室古紙新規用途開発(3)

他にも、キャンプで使う紙薪、マット、まな板として使い切る(岩崎海)、ブックカバーになるお菓子の包装紙(高見勇太)、避難所の座布団やマットへの活用(中嶋観司)など、ユニークなアイデアが提案されました。

■関係者のコメント

㈱大久保 大久保薫 代表
「紙」という素材を生かした商品や、自分の趣味や困りごとの解決を掛け合わせた商品など、新商品を生み出し新規需要を引き出すだけでなく、「古紙」を利用した啓発活動による課題解決型の新規用途開発まで、様々な切り口で壮大なテーマを考えて下さり、学生の発想の豊かさに毎回ワクワクしながら参加させて頂きました。この変化の時代に、これらの発想やアイデアを少しでも活かした古紙の新規用途を開発し、リサイクルシステムを維持、ひいては日本のSDGsの実現に貢献していきたいと思います。
 
永見豊 准教授
古紙業界で課題となっている「新規用途」という難しいテーマでしたが、常識にとらわれない自由な発想が見られ、頼もしく感じました。アイデア提案にあったダンボール家具や啓もう活動は、実現化に向けて研究室のテーマとして取り組んでいきたいと考えています。
 
羽倉重尚 助手
発表会含め4回という短期間に、学生ならではのユニークな着眼点のアイデアが抽出され、感心しました。古紙リサイクルに関わるプロのサジェスチョンを受け、更に詳細を詰めて提案の精度を上げ、古紙リサイクル業界に新風を吹き込むことが期待されます。

■関連ページ
永見研究室と㈱大久保との古紙の新規用途開発プロジェクトがスタート

TOOLS