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2021年01月21日NEWSデザイン学科

「デザイン学科2年生によるコロナ禍のハイブリッド授業」 レーザー加工機で時計を制作(㈱LDFとの共同演習)

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コロナ禍の状況のなか、工学部デザイン学科アルバレス・ハイメ准教授が、(株)LDF(産学連携研究センター内での共同研究契約)とのコラボで「プロダクトデザイン演習・Ⅱ(2年生後期)」を実施。リモートと大学工場実習をミックスした「ハイブリッド授業」が、2020年9月14日から12月21日まで13回にわたって行われ、レーザー加工機の特性を活かした「時計」づくりに取り組みました。

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今回の課題は、レーザー加工機を活かした時計(架け・置き)の制作を通じてプロダクトデザインを学ぶというもの。
前半のリモート演習では、レーザー加工機の特性を学習後、アイデア展開・デザイン・模型を制作し、検討を重ねていきました。その後、Adobe Illustratorを使ったレーザー加工データの作り方を学んで、工場での実習に向けて準備。
 
中盤では、学生時代に起業してレーザー加工機を活用したネットビジネスを成功させている(株)LOOCO代表取締役の王偉忠氏(デザイン学科竹末研究室卒業生)をゲストに迎えました。リモート講義と質疑応答を行っていただいたことで、レーザー加工機のビジネスにおける可能性を知ることができ、生徒たちにとっては、今回の課題に取り組む大きなモチベーションとなったようです。
 
大学での通常授業が再開されていないなか、4日間だけではありましたが、学生たちは大学実習工場でのレーザー加工機の操作指導を受け、それぞれ木材やアクリルなどの材料をレーザーで実際に加工しました。
 
工場内では、全員が消毒・検温し、マスク、フェイスシールドを着用。生徒同士の席もソーシャルディスタンスを保ちながら配置し、窓を開け換気を行うなど十分な対策のうえ演習を実施。
また、(株)LDFから運び込んだ小型のレーザー加工機と、大学実習工場内にあるレーザー加工機の2台を使って、学生たち全員が使いこなせるように事前準備を行いました。
 
加工された材料を使って、各自自宅で細かい仕上げ作業をして作品を完成させ、リモートでの最終プレゼンテーションで発表しました。優秀作品は、(株)LDFから表彰されました。

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演習終了後、参加学生に無記名でのアンケートを実施したところ、「大学実習工場の設備を使ったのは初めてだったが、何とか完成まで持ち込めたのはうれしかった」、「レーザー加工機は手作業ではできない作業が可能なため非常に興味深いツールであり、今後使えそうな課題があれば使用してきたい」、「細かいカットや彫刻も自分の作りたいデータをイラレで作れるので、自由度も完成度も高かった」、「材料など、自分で使った事のないものが沢山あって、それらについて調べることで知識を持てました。先生方のおかげで自分の考えていたような作品を作ることができました。今回の授業に参加できて楽しかったです!」、「素材が木材でなくても切断や彫刻ができることに驚きました」、「illustratorで2Dのデータを作るだけで3Dの物が作れることにも可能性を感じた」、「対面授業という形を4日間ですがとっていただいてとてもありがたかったです。また、実際に社会に出て活躍している人達の意見をいただけてとても参考になりました」、「コロナ禍の状況で演習のセッティングをしてくれた教授方や(株)LDFの方々、本当にありがとうございました。とても充実した授業になりました」と、いった感想がありました。
また、「今回の授業を総合的に見て満足していますか」という設問の結果を見ると、学生たちの高い満足度を達成できたようです。

アンケート

ハイブリッド演習授業という限られた時間のなか、制作時間のかかる3Dプリンターとは違って、検討を重ねてアイデアを進化させながら制作時間を比較的短くすることができるレーザー加工機の特性を活かしたことで、今回の演習が実現可能となりました。
事前準備等、大変な部分もありましたが、学生は、デザインした時計を実際に制作することにより材料加工の特性を学び、ものづくりに対する興味を持つことができ、全員がデジタルファブリケーションの基軸であるレーザー加工機の操作方法を習得することができました。

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