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2021年01月25日NEWSデザイン学科

古紙の新規用途開発プロジェクト:段ボール素地を活かしたマイブースを制作

永見研究室では㈱大久保との共同研究「古紙の新規用途開発プロジェクト」に取り組んでいます。
4年生の鈴木麻実さんは、段ボールの新しい価値の創出として、曲面形状で使用できる片面段ボールに着目しました。通常の段ボールは強度を持たせるため波型の中芯を平らな紙(ライナー)で挟んでいますが、片面段ボールはライナーを片面だけ貼ったもので、波型の外観がアクセントになり曲げ加工ができるため、デザインの自由度が高まります。
コロナ禍での在宅勤務が増える中、簡易的なバーテーションとなるマイブースをデザインしました。当初は強度に配慮して2層式強化段ボールのライナーを剥がす加工を検討、12月上旬に大久保さんの工場で作業を行いましたが、時間がかかり生産性が低いことが分かりました。最終的に、片面ダンボールのライナーの面同士を貼り合わせることで強度の向上に成功しました。
1月14日、制作したマイブースについて、大久保代表と㈱フジダンの渡慶次代表にヒヤリングを行いました。デザイン性が高いうえに、曲面で空間を仕切る使用性と、丸めてコンパクトになる収納性、さらにリサイクルへの配慮を非常に高く評価されました。
今後は使用性と収納性という特徴を活かして、避難所での間仕切りとしての製品開発も計画しています。

剥がし作業

ライナーを剥がしている様子

工業見学

フジダンさんの工場見学

ZOOM会議

Zoom会議によるヒヤリング

マイブース写真

制作したマイブース

鈴木麻実さんのコメント

古紙の新規用途開発として段ボールを曲面で使うことで、自由に変形可能なブースを制作することができました。片面段ボールでの制作で、強度を出しつつ、しっかり自立させるための張り合わせ方や開閉部の形などには苦労しました。また、シールを剥がすことでマグネットが取り出せ、簡単にリサイクルできるよう配慮しました。リサイクルしやすい仕組みにすることで今後のSDGsの活動につなげていければよいなと思います。

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