2022年03月22日デザイン学科
古紙のリサイクル維持に向けたアイデアを企画・提案
工学部永見研究室では㈱大久保と共同で、SDGsに貢献する「古紙の新規用途開発プロジェクト」に2020年度から取り組んでいます。古紙は回収率が約85%と高い一方、利用率は約67%と低く、海外の製紙会社に販売することで需給バランスを保っていました。しかし、大口の輸出先であった中国が古紙輸入の制限を始めるなど、リサイクルシステム維持に向けて、製紙以外の用途での活用が課題となっており、古紙利用を促進するため新規利用開発に取り組んでいます。
2021年度卒業研究で取り組んだ古紙のリサイクル維持に向けた企画の成果報告会を開催しました。鎌田優佳さんは、段ボールを用いた子供向け段ボールハウス「スーム」の開発、木村倫太朗さんは段ボール製のお神輿制作キット「おみ古紙」を開発し、リサイクルできない禁忌品の理解促進を兼ねた子供向けイベントを提案するなど、新たな用途に関する企画・提案を発表しました。
参加した大久保代表からは、「どの作品もリサイクルの観点からパーツ交換できるのはとても良い」「段ボールハウスは子供の発想力、想像力を湧き立てるデザインとなっている」「おみ古紙は屋根部分の構造の完成度が高く、様々な商品への活用ができそう」との意見をいただきました。今後は、本作品の商品化に向けて検討を進めていきます。
2021年度卒業研究で取り組んだ古紙のリサイクル維持に向けた企画の成果報告会を開催しました。鎌田優佳さんは、段ボールを用いた子供向け段ボールハウス「スーム」の開発、木村倫太朗さんは段ボール製のお神輿制作キット「おみ古紙」を開発し、リサイクルできない禁忌品の理解促進を兼ねた子供向けイベントを提案するなど、新たな用途に関する企画・提案を発表しました。
参加した大久保代表からは、「どの作品もリサイクルの観点からパーツ交換できるのはとても良い」「段ボールハウスは子供の発想力、想像力を湧き立てるデザインとなっている」「おみ古紙は屋根部分の構造の完成度が高く、様々な商品への活用ができそう」との意見をいただきました。今後は、本作品の商品化に向けて検討を進めていきます。
目的 | ①リサイクルシステム維持のため、古紙を利用した新規用途の開発を模索する ②プロジェクト実施の過程において古紙のリサイクルの現状を知る機会を得て、SDGsに貢献する | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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実施体制 | ・拓殖大学 工学部 デザイン学科 シビックデザイン研究室(永見豊 准教授) ・株式会社 大久保(大久保薫 代表取締役社長) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加学生 | ・永見研究室 木村倫太朗、鎌田優佳(4年) ・プロダクトデザインⅢ・演習(デザイン学科3年前期)古紙用途開発チーム7名 |
オンラインでの発表会の様子
段ボールハウス「スーム」
お神輿制作キット「おみ古紙」
参加学生のコメント
私は「組み立てやすさ」「子供の特別な空間」「安全性」に配慮して、段ボールハウスを制作しました。子供の自由な発想力を湧き立たせるように、白い素材に自由に描けるキャンパス、カットして窓にできるようにしました。それぞれのパーツは簡単に取り換えられるよう連結パーツを工夫しました。コロナ禍で検証が不十分でしたが、大久保代表からは「母親としての視点からもとても良い作品」とコメント頂き、嬉しく思いました。(鎌田優佳)
私は段ボールを組み立ててお神輿をつくる「おみ古紙作成キット」を制作しました。骨組みを作る工程と飾り付けの工程で、楽しく取り組めるように工夫しました。段ボールの特徴でもある軽さと強度を活かした設計で子供でも安全に楽しむことが出来ます。次の段階として、本作品がイベント時に活用されることを期待しています。(木村倫太朗)
■関連ページ
永見研究室と㈱大久保との古紙の新規用途開発プロジェクトがスタート
https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/20200716-01.html
デザイン学科3年生による古紙の新規用途アイデア発表会を開催
https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/20200818-01.html
古紙の新規用途開発プロジェクト:段ボール素地を活かしたマイブースを制作
https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/20210125-01.html
デザイン学科3年生が古紙の新規用途アイデアを発表
https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/20210702-01.html
私は段ボールを組み立ててお神輿をつくる「おみ古紙作成キット」を制作しました。骨組みを作る工程と飾り付けの工程で、楽しく取り組めるように工夫しました。段ボールの特徴でもある軽さと強度を活かした設計で子供でも安全に楽しむことが出来ます。次の段階として、本作品がイベント時に活用されることを期待しています。(木村倫太朗)
■関連ページ
永見研究室と㈱大久保との古紙の新規用途開発プロジェクトがスタート
https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/20200716-01.html
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https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/20200818-01.html
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https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/20210125-01.html
デザイン学科3年生が古紙の新規用途アイデアを発表
https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/20210702-01.html