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2023年03月06日NEWSデザイン学科

「LaLaCoチェアへの着座位置が姿勢に与える影響分析」について最終報告会を開催

2023年2月28日に姿勢改善椅子「LaLaCoチェア」の機能分析に関する下半期報告会をオンラインで開催いたしました。この研究は産学連携プロジェクトの一環であり、工学部の森岡 研究室と株式会社AH Productsの共同研究です。株式会社AH Productsの原田 代表取締役を含む2名と、卒業研究としてこのプロジェクトに取り組むデザイン学科 森岡 研究室の4年生2名を含む合計5名が参加しています。
この報告会では、「座る位置(動作のしやすい着座位置)の違いが姿勢改善効果に与える影響」や「座位でおこなう作業と姿勢改善効果の違い」の2つの研究結果について報告しました。座る位置の違いによる姿勢改善効果への影響では、座位位置の違いによらず何れも同等の姿勢改善効果を示したほか、普段から姿勢の悪さを感じる人が椅子を利用した場合には姿勢改善効果が向上することを報告しました。また作業と姿勢改善効果の違いでは、スマートフォンの利用時やPC操作時についても動画視聴時とほぼ同等の姿勢改善効果があることを報告しました。
発表後には質疑および意見交換会を実施し、良い評価を頂いたほか今後の機能分析に関する方針および課題についても明らかにすることができました。

参加者

【株式会社 AH Products】
  • 原田 暁 様
  • 小野 誠 様

【拓殖大学】
  • デザイン学科 4年生 芹澤 俊哉 くん(山村国際高校卒業)
  • デザイン学科 4年生 木本 圭吾 くん(日本ウェルネス高等学校卒業)
  • デザイン学科 森岡 大輔 准教授

学生コメント

研究ではセンサや計測機器など多くの機材を使用しましたが、いずれもこれまで使用したことがないものだったので当初は取り扱いに苦戦しました。実験を繰り返しおこなうことで機材の操作に慣れていきました。研究をとおして機材の取り扱いや仕組み、研究のプロセスを知ることができたのは大変良い経験でした。
(木本 圭吾)

成果発表など

  • 2022年8月24日 演題「ララコを用いた下肢運動効果の分析」(日本実験力学会)
  • 2022年9月12日 演題「ララコチェアを用いた姿勢改善効果の分析」(日本機会学会)

過去の活動

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オンライン報告会の様子

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