工学部NEWS
デザイン学科学生がレーザー加工の専門家へ開発製品を発表
2022.08.23(火)
デザイン学科
2022年7月27日(水)に、プロダクトデザインIII・演習を履修する学生がレーザー加工機を用いて開発した製品の発表会をおこないました。発表会には株式会社LDFのCEO 夏山 氏、
2022年7月27日(水)に、プロダクトデザインIII・演習を履修する学生がレーザー加工機を用いて開発した製品の発表会をおこないました。発表会には株式会社LDFのCEO 夏山 氏、LDFおよび一般社団法人ファブデザインアソシエーションプロデューサーのU-suke氏、デザイン学科OBでありLooco 代表取締役の王 氏のレーザー加工の専門家3名にお越しいただき、学生の開発製品を講評していただきました。社会で活躍されている方から商品化に近い製品も多数あることなどを評価いただいたことで、モノづくりの楽しさ、アイデアを出し形にする喜び、学生たちの創作意欲を刺激される大変よい機会になりました。
授業で制作された作品1 (織田 大翔君)
授業で制作された作品2 (左: 山口 雄也君、中・右: 北爪 志耶)
演習授業の様子
発表の様子
アルバレス・ハイメ教授とは、デザイン学科のプロダクトデザインⅡ・演習PDおよびプロダクトデザインIII・演習の共同演習や共同研究、卒業研究などで2019年からタッグを組ませていただいています。
共同演習は、「レーザー加工機の特性を活かしたものづくり」をテーマにここ数年取り組んでいますが、今回はかなり難易度の高い課題もあり、8名の学生にとってはとても大変だったと思います。
私はAdobe illustratorを使った加工データ制作とレーザー加工機の操作の指導やデザインのアドバイスなどを先生方と一緒に行いました。
初心者がほとんどのなかで8名全員がデータ制作とレーザー加工機の方法を習得し使いこなせるまでに成長し、授業のない日にも工場に来て一生懸命課題作品を締切ギリギリまでブラッシュアップし続ける努力を学生たちが行っているのを見て感銘を受けました。
学生たちが今後の創作活動等にも今回の経験が活かせることを願っています。
□ 夏山一彦 氏
受講学生8名の作品の出来栄えには大きな差があったと言えます。◎が1名、〇が3名、△が3名~4名というところでしょうか。
◎の1名については、今回の授業で初めてレーザー加工機を使ったにも拘わらず、レーザー加工機の加工特性を上手に活かしており、作品としての完成度も高く、もう少し手を加えれば商品化できるものでした。全体としては、作品の仕上げや審美性に問題がありましたが、独自性、発想に優れている作品も多く、今後に期待したいと思います。
□ 王偉忠 氏
この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。審査委員をやらせていただきまして、改めて反省しました(学生時代ちゃんと勉強すべきでした!)。
7年前のキャンパスライフの記憶が蘇って、とても楽しい時間でした。コンセプトから最後の発表まで、皆さんの努力を感じました。アイデアも面白くて、完成度も高い作品がたくさんありました、大学の先輩としても非常にうれしいことです。
商品化まであと一歩ですが、可能性を感じる作品もあり、刺激をもらいました。私の時代より、レベルアップしたことが喜ばしいことである一方、デザイナーを目指す人が少ないことに少し残念に思います。期待を込めて、皆さんがデザイナーとしての活躍を見れるように楽しみにしています。
■講評者の詳細
株式会社LDFおよび一般社団法人ファブデザインアソシエーションは、デザイン学科・アルバレス・ハイメ教授と共同研究・演習を行っています。2022年6月に開催された12th International Conference on Design, User Experience and Usability国際会議にて2020年と2021年で得た共同研究・演習の成果の発表を行いました。
論文タイトル:Utilization of Digital Fabrication Technology in Hybrid Courses for Industrial Design Education During the COVID-19 Pandemic




■講評者からのコメント
□ U-suke氏(イラストレーター・絵本作家)アルバレス・ハイメ教授とは、デザイン学科のプロダクトデザインⅡ・演習PDおよびプロダクトデザインIII・演習の共同演習や共同研究、卒業研究などで2019年からタッグを組ませていただいています。
共同演習は、「レーザー加工機の特性を活かしたものづくり」をテーマにここ数年取り組んでいますが、今回はかなり難易度の高い課題もあり、8名の学生にとってはとても大変だったと思います。
私はAdobe illustratorを使った加工データ制作とレーザー加工機の操作の指導やデザインのアドバイスなどを先生方と一緒に行いました。
初心者がほとんどのなかで8名全員がデータ制作とレーザー加工機の方法を習得し使いこなせるまでに成長し、授業のない日にも工場に来て一生懸命課題作品を締切ギリギリまでブラッシュアップし続ける努力を学生たちが行っているのを見て感銘を受けました。
学生たちが今後の創作活動等にも今回の経験が活かせることを願っています。
□ 夏山一彦 氏
受講学生8名の作品の出来栄えには大きな差があったと言えます。◎が1名、〇が3名、△が3名~4名というところでしょうか。
◎の1名については、今回の授業で初めてレーザー加工機を使ったにも拘わらず、レーザー加工機の加工特性を上手に活かしており、作品としての完成度も高く、もう少し手を加えれば商品化できるものでした。全体としては、作品の仕上げや審美性に問題がありましたが、独自性、発想に優れている作品も多く、今後に期待したいと思います。
□ 王偉忠 氏
この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。審査委員をやらせていただきまして、改めて反省しました(学生時代ちゃんと勉強すべきでした!)。
7年前のキャンパスライフの記憶が蘇って、とても楽しい時間でした。コンセプトから最後の発表まで、皆さんの努力を感じました。アイデアも面白くて、完成度も高い作品がたくさんありました、大学の先輩としても非常にうれしいことです。
商品化まであと一歩ですが、可能性を感じる作品もあり、刺激をもらいました。私の時代より、レベルアップしたことが喜ばしいことである一方、デザイナーを目指す人が少ないことに少し残念に思います。期待を込めて、皆さんがデザイナーとしての活躍を見れるように楽しみにしています。
■講評者の詳細
株式会社LDFおよび一般社団法人ファブデザインアソシエーションは、デザイン学科・アルバレス・ハイメ教授と共同研究・演習を行っています。2022年6月に開催された12th International Conference on Design, User Experience and Usability国際会議にて2020年と2021年で得た共同研究・演習の成果の発表を行いました。
論文タイトル:Utilization of Digital Fabrication Technology in Hybrid Courses for Industrial Design Education During the COVID-19 Pandemic