FACULTY OF ENGINEERING
工学部NEWS

鹿教湯温泉の現地調査を実施しました

2023.08.09(水)
デザイン学科  
長野県上田市鹿教湯温泉地域と本学は活性化包括連携協定を結んでおり、温泉地域の持続可能な地域づくり
長野県上田市鹿教湯温泉地域と本学は活性化包括連携協定を結んでおり、温泉地域の持続可能な地域づくりに参画しています。同協定をもとに、デザイン学科3年生4名が2023年7月8日から10日の3日間、鹿教湯温泉の現地調査を行いました。
7月8日は、鹿教湯温泉100年ブランドプロジェクトリーダーの斉藤宗治氏にガイドを頂き、温泉地としての歴史や文殊堂をはじめとする文化財、遊歩道などの整備事業について、現場を巡りつつレクチャーを受けました。その後、鹿教湯温泉交流センター内の温泉旅館組合事務局にて質疑応答を行いました。
9日は、丸子産業観光課・甲田氏のアテンドのもと、鹿教湯温泉が属する地方自治体である丸子地区(霊泉寺温泉、岩谷堂、椀子ワイナリー、信州国際音楽村)を巡り、午後は学生個々に鹿教湯温泉を調査しました。
10日は、夏季に毎日、文殊堂境内で実施されている健康体操を体験した後、世界各地の美術工芸品が並ぶつるや旅館のホール見学など、追加調査を実施しました。
今後は、現地調査を元に持続可能な地域づくりを目指したアイデアを企画書としてまとめ、提案する予定です。
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文殊堂にて斉藤さんのレクチャー
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交流センターでの質疑応答
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岩谷堂観音にて参加学生と甲田さん
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健康体操に参加

□参加学生のコメント

石川 覚(デザイン学科3年/千葉県立市川東高等学校出身)
今回の現地調査によって鹿教湯温泉の魅力と現在抱えている課題、その周辺の丸子地区について深く知ることができました。そして、地元の方の話などから鹿教湯温泉の PR に課題があることが分かったため、鹿教湯温泉を知らない人にも魅力が伝わるような独創的なアイデアを提案していきたいです。
 
石和 有希(デザイン学科3年/栃木県立大田原女子高等学校出身)
鹿教湯温泉に実際に訪れて、とても落ち着いた風情のある場所だと感じました。それと同時に、若者が少なくどこか寂しい感じもしました。そこで、鹿教湯全体を「レトロをイメージしたまちづくり」をテーマとして、若者をターゲットとした「食べ歩きができる商店街」の企画を考えています。例えば、鹿の肉まんや鹿肉の串など、鹿教湯温泉ならではの食べ物の販売です。山の中にまるでタイムスリップしたような町があると話題作りにもなり、鹿教湯温泉という名前を知って貰うことにも繋がるではないかと考えています。
 
岩渕 彩夏(デザイン学科3年/埼玉県立伊奈学園総合高等学校出身)
2泊3日の間、鹿教湯温泉の街を散策して、森林が近く鳥のさえずりや川のせせらぎを聞くことができ、落ち着いた気持ちになれました。また、思っていたよりも高低差があるため、歩くだけでも良い運動になることを体感しました。私は、湯治場として歩行者にやさしい空間という鹿教湯温泉の特色を活かした企画を提案したいと考えています。
 
大石 隼(デザイン学科3年/秋田県立能代工業高等学校出身)
鹿教湯温泉は江戸時代より湯治場として知られています。現在もリハビリや健康のための空間づくり行われていました。私はその中で健脚コースであるトリミーロードに着目しました。例えば、動物と触れ合える空間を設けたり、生物多様性を発展・保全させるなど、付加価値を高める企画を考えています。


□プロジェクトの概要

目的
鹿教湯温泉地域の課題解決及び地域の活性化並びに大学の教育・研究の充実を図り、地域社会の発展に寄与すること。

実施体制
・拓殖大学 工学部 デザイン学科 工藤 芳彰 教授、永見 豊 准教授
・鹿教湯温泉100年 ブランド創造プロジェクト

参加学生
・デザイン学科4年生 有泉 陽加、宇賀田 健吾、久世 葉月、見澤 紗夕貴、山岸 駿
・デザイン学科3年生 石川 覚、石和 有希、岩渕 彩夏、大石 隼

□関連ページ

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