大学院生が学会において優秀ポスター発表賞を受賞しました

電子情報通信学会アンテナ・伝播研究専門委員会による研究発表会(2024年10月16日から18日・アクロス福岡)において、工学研究科・機械・電子工学専攻・博士前期課程1年・長岡祐さん(前山研究室・神奈川県立舞岡高等学校出身)が優秀ポスター発表賞を受賞しました。
 
この研究発表会では、学生によるポスター発表が65件行われその中より10名の学生が優秀ポスター発表として選ばれています。
 
長岡祐さんの研究は「Beyond 5Gを対象とした超高速鉄道におけるドップラーシフトの評価」です。およそ500km/hもの超高速で走行するリニア新幹線の沿線を現行の5GやB5Gでサービスエリアを構築するとリニア新幹線の移動速度により通信周波数のドップラーシフトが発生します。この研究では、ドップラーシフトが5GやB5Gという通信システムに与える影響を詳細な計算機シミュレーションにより評価しています。今回の学会発表では、3GPPという標準規格で決められた仕様では、ドップラーシフトの影響が完全に除去できないことを示しました。