FACULTY OF ENGINEERING
工学部女子学生のイマ→ミライ メインビジュアル

工学部女子のメリット・デメリット

メリット
  • 技術や専門性を習得!
  • 資格も取れる!
  • サポート多い!
  • 先生や男子学生が親切!
  • 安心して学べる!
  • 得意をいかせる!
  • 手先の器用さやていねいさ
  • 女子ならではのきめ細かい対応
デメリット
  • 工学部には女子が少ない
  • ちょっと寂しいこともある
  • 最初はちょっと声をかけにくい
メリットの方がはるかに大きい!
メリットの方がはるかに大きい!

工学部女子の「イマ」と「ミライ」

イマ
  • 男女問わず目標が近いのでまとまりやすい→居心地がいい!
  • 先生方にすぐ顔を覚えてもらえる!
  • 苦手なことも、学ぶ姿勢があれば仲間や先生方が協力してくれる!
  • 忙しいけど部活やサークル活動との両立も可能!
  • 入ってみると、工学は幅広い・・・
ミライ
  • 工学部ならではのやりがい 大
  • 工学部ならではの達成感 大
  • 自分が携わった製品を街で見かける!?
  • 専門性を活かした働き方がイロイロ
  • 自分でコントロールしやすい!
  • 充電のつもりが・・・、将来はそのまま独立!

工学部女子学生に聞きました!



2021年のインタビュー記事です。

近藤仙果さん
#01
近藤仙果さん 電子システム工学科)
沢山技術を身につけて、何でも作れるようになりたい
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
東日本大震災の時に、原子力発電所の中を探索するロボットを見て興味を持ち、工学を学ぼうと考えました。そして、拓殖大学にはロボットコースがあったので入学しました。
現在、どのようなコースで学んでいますか?また、どのようなことに力を入れて授業や課題に取り組んでいますか?
機械システム工学科とのコラボレーションコースであるロボットコースで学んでいます。いろいろな器具の使い方を学ぶことに力を入れて授業に取り組んでいます。
工学部の専門科目の課題や・研究で、やりがいやたのしさはどのような点にありますか?
自分で作った回路やプログラムが思った通りに動いた時が一番楽しいです。
こころがけていることや大切にしていることを教えてください。
自力で問題を解決できた時に力が身につくと考えているので、あまり人に頼りすぎないようにすることを心掛けています。
部活動・サークル・ボランティアなどに参加していますか?
造形美術研究会に所属しています。
電子回路をメインにプログラミングやデザインなどをやっており、自分たちの作りたいものを作っています。
工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなど感じたことがありましたら教えてください。
異性と話すことを少々苦手としているので、グループワークのときは非常に緊張しました。女子が少ないゆえに、先生にすぐに顔を覚えてもらえることはメリットだと思います。
今後の目標を教えてください。
沢山技術を身につけて、何でも作れるようになりたいです。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
男女の人数の差はあっても、学べることに差はないので、自分のやりたいことに向かってどんどん突き進んでいってください!!
李 一贇さん
#02
李 一贇さん 情報工学科
将来ソフトウェアの開発に携わり、欠陥や不正アクセスの防止や発見ができるソフトウェアを開発したい
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
今後、あらゆるものがコンピュータに繋がるIoT社会が到来すると言われていますが、コンピュータの最大の問題はセキュリティだと考えています。その点から私は将来ソフトウェアの開発に携わり、欠陥や不正アクセスの防止や発見ができるソフトウェアを開発したいです。
拓殖大学の情報工学科にはコンピュータソフトウエアコース(旧コース)があり、情報セキュリティについての研究室などがあるため入学しました。
現在、どのようなコースで学んでいますか?また、どのようなことに力を入れて授業や課題に取り組んでいますか?
私はコンピュータソフトウエアコース(旧コース)を選択履修しています。このコースでは主にソフトウェアについて勉強します。色々なプログラミング言語やその仕組み、OS、ソフトウェアの設計などについて学んでいます。もちろんハードウェアについての授業もとっています。
プログラミングについての授業は手を動かし、自分で書いて、プログラムを動作させることが大切です。私は課題だけではなくて、先生が出した例も一度自分で書いてから、プログラムの動作を確認するようにしています。
工学部の専門科目の課題や・研究で、やりがいやたのしさはどのような点にありますか?現在、どのようなコースで学んでいますか?また、どのようなことに力を入れて授業や課題に取り組んでいますか?
プログラミングの課題の多くは、きちんと考えて何度も試さないとクリアできないものです。授業中の知識を生かして、自分一人で課題の結果を考え出して、うまく動作できるようになるたびに、とても達成感がします。
その他に、2~5人のグループを作って活動をする授業があります。一人では難しい課題をグループで取り組み、皆さんの意見を参考にすると、思ったより簡単にできます。グループ活動では自分の会話力や人との付き合い、人の話を聞くなど、色々な能力を鍛えられて、グループ活動はやりがいのあることだと思っています。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
私は基本情報技術者試験の合格を目指しています。基本情報技術者試験は国家試験の一つで、私にとっては今まで身につけた知識の確認テストであり、就職の時にも役に立ちます。また、この試験に合格すると、100点(S評価)の2単位がもらえます。
基本情報技術者試験で出題される問題は、ほとんど情報工学科の授業で勉強しています。さらに「情報技術者演習」という授業があり、それは基本情報技術者試験に対する集中演習の授業です。これらの勉強を通してきっと合格できると信じています。
部活動・サークル・ボランティアなどに参加していますか?
特に参加していません。
工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなど感じたことがありましたら教えてください。
私は男子学生の多い工学部では、女子留学生として、日本人の友達を作ることは難しいです。特に私は内気な性格で、自分から人に話しかけるのが恥ずかしくて、なかなか友達ができません。もし女子学生がもっと多くいるなら、友達作りが簡単になれるかなと何度も考えました。
プログラミングでは一文字でも間違えたら、その実行結果がエラーになるケースが多いです。女性は落ち着いていて、細心のある子が多いと言われています。これは工学を学ぶ女子学生のメリットの一つだと思います。
前に医務室で、留学生の女子学生が生理用品を無料にもらえることがありました。留学生に限定していますが、これも女子学生としてのメリットの一つだと思います。
今後の目標を教えてください。
卒業後、プログラマあるいはソフトウェアエンジニアとして活躍したいです。将来、高い安全性、信頼性、あらゆる世代が使えるソフトウェアを開発したいです。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
確かに工学部は男子が多いですが、区別されるなどは全然ありませんので、工学に興味があれば、ぜひ工学部に来てください。
清水 月さん
#03
清水 月さん デザイン学科
住まいの空間をデザインする職業に就きたいと考え、デザイン学科を志望
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
小学生の時に見たテレビのリフォーム番組に影響を受け、住まい空間や商業施設の空間のデザインに興味を持ったことがきっかけです。将来的にも住まいの空間をデザインする職業に就きたいと考え、デザイン学科を志望しました。
また、絵を描くことも好きだったので、グラフィックデザインやウェブデザインなど、デザインについて多方面から学べる拓殖大学のデザイン学科で学びたいと感じ、志望しました。
現在、どのようなコースで学んでいますか?また、どのようなことに力を入れて授業や課題に取り組んでいますか?殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
生活デザインコースを選択し、室内設計研究室に所属しています。授業は商業施設士補の資格取得に向けたカリキュラムを 1年次から提示してくださっているので、その条件に満たすように履修しました。実際にコースに分かれるのは3年次からで、研究室に所属するのは 2 年次ですが、自分が目指すコース以外の授業も積極的に履修して学んできました。単位数との兼ね合いもありますが、どのコースの授業も繋がりを感じる機会が必ずあります。その点では、幅広く学び続けることを意識してきました。
生活デザインコースや研究室では、インテリアのデザインを行うこともありますが、私は主に空間の設計に力を入れています。卒業研究では、生まれ故郷の岩手県盛岡市の施設の改変計画を進めています。
工学部の専門科目の課題や・研究で、やりがいやたのしさはどのような点にありますか?
演習が多いので、頭で考えることも大切ですが、実際に制作する楽しさがあります。やはり、手を動かしてカタチにすることはすごく喜びがあります。また、周囲の友達の作品などに触れる機会がかなりあるので、そういった面でも勉強しがいがあります。
先生方や学科内の友人たちと共に評価し合い、そこで良い反応をいただいた時などは特に嬉しく、やりがいにもつながります。結果だけでなく、過程もかなり大事になる授業が多いので、試行錯誤しながら物事を進めるワクワク感は他の学部や学科では味わえないと私は思います。
こころがけていることや大切にしていることを教えてください。
自分からデザインについて探求する必要があると感じます。
デザインは身近にあるようで知らないことがかなり多いことを3年間で強く感じました。先生方から教えていただく題材を深堀りする他に、自らたくさんのことに疑問を持って、下調べしてから授業に臨むことが非常に大事です。先生方の鋭い角度からの質問にも対応する力として、下調べも大切になってきますが、やはり、自分の引き出しを増やすという面でも、かなり多方面から調査することが重要だと感じます。繋がるはずのないような題材も、授業の課題や、制作に必ずどこかで役立ちますし、「去年の授業でやったあのこと活かせるかも」や、「あの時、先生が見せてくれた例も今使えるかな」など、検討の幅がかなり広がります。
さらに私は、友人と美術館や展覧会に積極的に足を運ぶようにしています。先生方からおすすめされて訪れることもありますが、常日頃、展覧会などの情報は集めるようにしています。友人と遊びに行っても、「この内装おしゃれだね」や、「この素材だとこんな雰囲気なんだね」など、デザインについて無意識に会話をすることが増えた気がします。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
色彩検定二級、商業施設士を取得しました。色彩検定は、授業で色彩について触れる機会がありますし、学校内でも試験を開催していただけるのでかなりチャレンジしやすいと思います。授業でも詳しく丁寧に教えてくださりますし、試験に向けた勉強の仕方やアドバイスもいただけるので、学習しやすい環境です。商業施設士については、まず商業施設士補を取得しました。受験資格認定課程のカリキュラムが組まれているので、取得単位数が足りるように一年生からコツコツと履修するように心がけました。そのため、この資格は講習会を受け、その講習会の考査を通過して得ることができた資格です。商業施設士の試験も積極的に受験し、取得しました。試験対策の講習も先生方がセッティングしてくださったので、大きな不安もなく、資格勉強に励むことができました。どちらの資格もそうですが、先生方がかなり手厚いフォローをしてくださいます。不安なことも、わからないことも事細かに教えてくださるので、安心して試験を受けることができ、取得につながっています。試験や資格と聞くと、難易度だったり不安な気持ちがたくさんあると思いますが、デザイン学科で学ぶことで得た知識を存分に発揮することができ、自分の力量として証明できる大きな証になるので、チャレンジすることをお勧めします。
さらに、これからは宅地建物取引士の取得に向けて勉強を進めています。就職先がハウスメーカーでもあるので、国家資格を取り、即戦力になれるように励みたいと思います。
部活動・サークル・ボランティアなどに参加していますか?
特には参加していません。私は、通学にかなりの時間を要してしまうことと、演習が多い学科なのでそれに伴って課題も少なくはありません。したがって、学業に費やす時間を必ず確保することを優先しました。その他の時間はアルバイトに力を入れました。社会人に向けての勉強としてもそうですし、自分がしたいことを実現するためにアルバイトで有意義な時間を過ごしました。
プライベートでは、友人と旅行の時間に費やしたり、好きなアーティストのコンサートにもたくさん足を運ぶことができたので、思い出がたくさん増えました。大学生は自分の計画次第でかなり時間に融通を効かせることができるので、遊ぶことにもたくさんの時間を使うことができました。課題に追われる日がないとは言い切れませんが、しっかりとコツコツ行い続けていれば、授業自体も楽しいのでさほど苦痛ではありませんし、自分の時間として活用する余地は多大にあります。今現在はご時世的に厳しいものがあり、全てにおいて充実しているとは明言できませんが、以前までは自分の力量に沿って課題などは計画的に実行し、学業の他にも充実した時間を過ごせたと思います。
工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなど感じたことがありましたら教えてください。
苦労を感じたことはありません。デザイン学科は工学部ですが、他の学科より女の子の数も比較的多いので、気の合う友人と一緒に授業を受けたり、共に行動をしたりすることができるので、楽しく大学生活を送ってきました。強いていえば、お手洗いなどの設備が文京キャンパスに比べて少し古いと感じますが、さほど支障はありません。他には、やはり演習が多く、画材などを持ち運ばなければならないので、荷物がかなりおおくなり、少しだけ力作業が伴ってくるのが少々大変です。
今後の目標を教えてください。
いま現在はまず目の前の卒業研究に尽力し、4 年間の集大成となるような計画を立てることが目標です。丸一年かけて行う研究なので、気を抜かずに取り組んでいきたいと思います。その後は就職先も無事に決定しましたので、いち早く活躍できるように資格の取得に力を入れていきたいです。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
工学部と聞くと、やはり男の子が多かったり堅苦しいイメージがあると思いますが、デザイン学科は非常に楽しさを多く感じることができる学科だと思います。実際に女の子も多いので、気の合う友人がすぐ見つかりますし、切磋琢磨しながら課題に取り組むことができるところが魅力でもあります。デザイン学科は多方面からデザインについて学びますが、自分に合った分野や、自分が得意な分野、好きな分野が必ず見つかりますし、そこから趣味に繋がる場合もあり、常にワクワクやドキドキが感じられる学科です。学校生活や履修に関しても、大学は4年間の学習計画が自己責任で、かなり不安があると思いますが、デザイン学科の先生方がかなり手厚くフォローしてくださるので、実際に私は安心して大学生を送ることができました。
新しい発見が絶えずに見つかる面白い学科なので、少しでもデザインに興味がある方、逆にデザインに関してあまりわからないという方でも、4年間でデザインについて深掘りして理解を深めることができるので、ぜひ検討してみてください。
鐘 鋭意さん(中国出身)
#04
鐘 鋭意さん(中国出身) 電子システム工学科
色々な大学と比べ、拓殖大学でなら私が勉強したい知識を身につけて、良い教育を受けられる
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
授業の内容と研究のテーマを調べて色々な大学と比べ、拓殖大学でなら私が勉強したい知識を身につけて、良い教育を受けられると思い入学しました。工学を学びたい理由は将来はIT関連の仕事を従事したいからです。
現在、どのようなコースで学んでいますか?また、どのようなことに力を入れて授業や課題に取り組んでいますか?
IoTエレクトロニクスコースで学んでいます。プログラミング方面の勉強を頑張っています。
工学部の専門科目の課題や・研究で、やりがいやたのしさはどのような点にありますか?
前期の授業にあるエレクトロニクス応用実験で、グループが協力して、自由課題と発表を完成しました。みんなの力で課題を完成するのはいい経験だと思います。
こころがけていることや大切にしていることを教えてください。
勉強した知識を理論として活用できるように心がけて勉強しています。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
ITパスポートを取りたいです。理由はIT方面の仕事を従事したいので、必要であり、取得したいです。
工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなど感じたことがありましたら教えてください。
女子学生が少ないので、工学部の友たちは少ないです。
今後の目標を教えてください。
日本で就職することです。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
自分がやりたいことを明確して、自分の目標を目指して頑張りましょう。
根本陽菜さん
#05
根本陽菜さん 情報工学科
工学に興味がある方は、一緒に拓殖大学で学びましょう!
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
もともと商業高校の情報処理科で勉強しており、その際の授業で初めてプログラミングに触れました。最初は、難しいイメージが強く、学ぶことに不安もあったのですが、いざやってみるとできた時の達成感が強く、プログラムを書くことが楽しくなりました。大学でも、プログラミングの知識を深めたいと思い、情報工学科への入学を決めました。
現在、どのようなコースで学んでいますか?また、どのようなことに力を入れて授業や課題に取り組んでいますか?
現在は、コンピュータソフトウェアコース(旧コース)で学んでいます。もともと興味のあったプログラミングに関する授業はもちろん、大学で初めて学んだセキュリティに関する授業にも興味をもって取り組んでいます。
工学部の専門科目の課題や・研究で、やりがいやたのしさはどのような点にありますか?
プログラミングは、自分の書いたプログラムをコンピュータが実際に処理をするため、完成したときの達成感がとても大きいです。最初は、何が書いてあるのか理解ができなかったコードも、意味が分かると勉強の成果を実感できてうれしくなります。学びを深めれば深めるほど、できることも増えていくため、その分プログラミングのやりがいや楽しさも大きくなっていくと思います。
こころがけていることや大切にしていることを教えてください。
授業内で分からないことをそのままにしないよう心がけています。とくに演習科目は、毎回の積み重ねが重要となります。一回一回の内容をきちんと理解することで余裕をもってテストに挑めるようになりました。私は、やるべきことがたくさんあると、頭がいっぱいになって余裕がなくなってしまうのですが、授業内容をしっかりと理解するようになってからは、学業とアルバイトやプライベートの時間とを両立させやすくなりました。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
ITパスポートを取得しています。現在は、情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験の合格を目指して勉強しています。大学で学んだ知識にも関連している資格であり、将来は、IT業界で働きたいと考えているからです。
工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなど感じたことがありましたら教えてください。
私がいた高校は、情報処理科も男女比が5:5くらいだったため、大学入学前は女子学生が少ないことに不安がありました。しかし、実際に入学してみて、「女子学生だから」という苦労は感じたことはありません。入学してすぐに、オリエンテーションや基礎ゼミでの活動があり、男女関係なく交流を深められる環境が整っていたように感じます。
今後の目標を教えてください。
卒業研究に熱意をもって取り組みたいと考えています。無事に研究室の早期配属が正式に決まったため、半期という期間をいかした研究活動にしたいです。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
まだまだ、女子が少ない分野ではありますが、年々女子学生の割合も増えてきています。「女子学生が少ない」ことを不安に思う必要はありません。工学に興味がある方は、一緒に拓殖大学で学びませんか?
上原成美さん
#06
上原成美さん デザイン学科
夢であるグラフィックデザイナーになれるように個人的にも作品を制作したりして自分を磨きます!
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
高校の美術の先生に美術部へ勧誘され、そのまま入部し、部活動をしていくうちにデザインに興味が出てきたためです。元々理数科所属で工学にも興味があったため、デザイン工学を学んでいこうと思うようになりました。
また拓殖大学に入学したのは3月の時点で進学できる大学が無いと路頭に迷っていたところ、拓殖大学にデザイン学科があり、かつ3月入試があると母から教えてもらったためです。
現在、どのようなコースで学んでいますか?また、どのようなことに力を入れて授業や課題に取り組んでいますか?
感性デザインコースを中心に、メディアや生活デザインコースの授業についても幅広く学んでいます。
工学部の専門科目の課題や・研究で、やりがいやたのしさはどのような点にありますか?
毎回違う課題を前にして、どのようにデザインしていくかを考え、デザインする上で必要な知識を学びつつ、それを取り入れながら、自分の手で世界にひとつだけの作品を創り上げていくことが楽しいと感じます。作品が完成したときや、講評で良い評価を貰えたときなどでやりがいを感じます。
こころがけていることや大切にしていることを教えてください。
大切にしていることは大学で出逢った友人と良い関係を築き上げるということです。なぜなら、課題をこなしていく際にお互いに助け合うべき場面が出てくるからです。また、デザイナーになるという同じ志を持ち、一緒にいて楽しい友人といたほうが充実した大学生活を送ることができると思っているからです。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
取得した資格:文部科学省後援色彩検定1級
理由:色彩検定の取得をすることで、将来デザイナーになる際に役立つと思われる、色についての知識を得ることができると思ったからです。
部活動・サークル・ボランティアなどに参加していますか?
サークル1:美術研究会
内容:デザイン支援室の滝沢先生に絵のいろはを教えてもらったり、作品を作ったりしています。
サークル2:演劇研究会
内容:公演日までにみんなで劇を作り上げていきます。
工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなど感じたことがありましたら教えてください。
女子だからといって特別苦労した記憶はありません。同性の人数が少ないということは、逆に同性の学生の間でまとまりやすく、話しやすいと感じることさえあります。
大学では授業や課題の情報共有や助け合いが重要になると考えるため、学生間の話しやすさは大切だと思います。また、工学を選んだ時点で同じような系統の人間が集まりやすいためとても居心地がいいです。
今後の目標を教えてください。
夢であるグラフィックデザイナーになれるように個人的にも作品を制作したりして自分を磨きつつ、充実した大学生活を送ることです。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
女子学生の割合が低いからといって、進路を閉ざす必要はありません。むしろ、大学は専門分野を学んでいくため好きな分野を学んだほうが将来の自分のためになります。私は好きなことを学べて、同じ志の学友と出逢えて、たくさんの経験をして毎日が充実しています。もし工学に興味があるならぜひ工学の世界へ足を踏み入れてほしいです。受験がんばってください。
安藤 黎菜さん
#07
安藤 黎菜さん 電子システム工学科
電子システム工学科は一つの技術分野に絞ることなく、電子にまつわる分野を幅広く学べるところも魅力の一つです。
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
進路指導の先生に勧められて、入学しました。高校在学時、物理コースに所属していましたが電気回路の分野のみ特に苦手でした。そのため苦手を克服するために、あえて電子システム工学科を選びました。拓殖大学の電子システム工学科は一つの技術分野に絞ることなく、1~3年生で電子にまつわる分野を幅広く学べるところも魅力の一つでした。
現在、どのようなコースで学んでいますか?また、どのようなことに力を入れて授業や課題に取り組んでいますか?
現在、通信ネットワークシステムコースを選択し、前山研究室で卒業研究に取り組んでいます。電波を3Dで可視化することで、電波の届く範囲を目で見ることができ、スムーズな通信の実現や、電磁暴露の問題に繋ぐ研究を進めています。
工学部の専門科目の課題や・研究で、やりがいやたのしさはどのような点にありますか?
拓殖大学工学部では、1年次から座学、実技が多くあり、インプットとアウトプットを繰り返すことができる環境が整っています。そのため着実にレベルアップすることが実感でき、内容の濃い学びにやりがいを感じました。
こころがけていることや大切にしていることを教えてください。
“当たり前のことを当たり前にすること”です。授業に集中する、提出期限を守る、わからないところはわかるまで取り組む、責任を持つ等。“自由“という大学生のメリットが裏目に出ると気が緩み、私の当たり前の定義が曖昧になっていくと感じたからです。大学で学ぶ今を大切に、何事にも大真面目に”当たり前のことを当たり前にすること”を大切にしています。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
(学科には関係ないのですが…)大学に入学してから秘書検定を取得しました。就職課からのメールで資格講座の案内が多く届き、いつでも勉強を始めやすい環境とモチベーションの向上に繋がりました。現在は2つの資格取得を目指しています。1つ目は英会話に関わる資格です。拓殖大学はグローバルに富んでいることから、英語力を上げることに感化されました。高校がスーパーグローバルハイスクール指定校だったこともあり多くの英語に触れた経験や、海外で生活していた経験を活かし勉強を進めています。2つ目は気象予報士です。気象予報士の資格取得通信講座を受講しながら勉強しています。近年異常気象が多発しているニュースを観て興味を持ち勉強を始ました。
工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなど感じたことがありましたら教えてください。
女子学生が少ないことにより、コミュニティが狭いことが苦労する点だと思います。ちょっとしたことを相談できる相手が居ないことや、クラスメイトの女子と受講クラスが離れると単独行動となり孤独を感じることが多くあります。
メリットは、全ての言動が積極的になりました。わからないところは進んで学習支援センターの先生に教えて頂く、自分の意見ははっきり言う等、学力的、精神的に強くなったと思います。このことにより、就職活動で大いに役立ちました。
今後の目標を教えてください。
拓殖大学で得た経験をもとに、視野を広く持ち、様々なことにチャレンジし続けたいと考えています。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
工学に少しでも興味があれば覗いてみて下さい。蓋を開けてみれば工学にも様々な分野があり、自分に合った分野が必ず見つかります!電子システム工学科では1~3年生で自分に合った分野を見つけ4年生で特化した勉強ができます。是非一緒に学びましょう!

工学部女子卒業生に聞きました!

氏名非公表 機械システム工学科 2019年卒業
#01
氏名非公表 機械システム工学科 2019年卒業
自動車部品メーカー勤務
工学部では、工業系で働くうえでの基礎を学ぶことができます。少しでも工学を学びたい気持ちがあればぜひ工学部へ入学してほしいと思います。
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
もともとモノづくりが好きで、モノづくりが学べる学科=機械科と安直な考えに至り、機械科のある学校を探していました。また地方育ちの為、上京して一人暮らしできる学校を探しているなかで拓殖大学を知り、入学しました。
在学中、どのようなことを、どのようなカリキュラムで学ばれたのか、どのようなことに力を入れて過ごされたのか、教えてください。
メカニカルデザインコースを専攻しており、材料力学や設計工学などの科目を中心として修学していました。4年次には、計算力学研究室に所属しており、L字部材の固有振動数と応力の関係について研究。会社に入社後も、研究内容と類似の業務に携わる機会があり、研究した内容が生かされています。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
・普通自動車免許
・JAF B級ライセンス(B級ライセンスは、自動車部で大会に出る際必須のライセンス)
在学中、部活動・サークル・ボランティアなどに参加されましたか?参加された活動とその内容について教えてください。
在学中は、自動車部に所属し、ジムカーナとダートトライアルを中心に、全日本学生大会上位入賞を目指して活動していました。
そのために日々の活動として競技車両の点検整備や、サーキットへ遠征をして運転技術を磨いています。女子部員は少なかったですが、他大学にも女子部員がいますので、練習会を通して仲良くなれます。
在学中、工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなどお感じになったことがありましたら教えてください。
メリットは女子学生の数が少ないため先生や同級生に名前を覚えてもらいやすいことだと思います。
名前を覚えてもらうことで、友達が作りやすくなるのはもちろん、講義内容でわからない箇所があれば質問しやすいです。
デメリットについては、特に感じたことはないです。
現在のお仕事とキャリアについて教えてください。
現在は、自動車部品メーカーに勤めており、入社当初から次期発売車などの設計に携わっています。社宅がありますのでそちらに住みながら会社へ通勤しており、コロナ渦の今では在宅勤務をよく実施しています。
現在のお仕事のやりがいやたのしさはどのような点にありますか?
仕事は大変なことがほとんどですが、自分が携わった製品が付いている車を実際に見たとき、仕事やって良かったなと感じます。
現在のお仕事に携わるうえで、こころがけていることや大切にしていることは何ですか?
憶測や思い込みで物事を考えないことです。自分もよくやってしまいますが、思い込みで物事を考えるとその本質を見失い検討が上手くいかなくなるからです。
当たり前だと思っていても心掛けないと失敗する原因になりますので、事実ベースで考えています。
拓殖大学在学中(特に工学部で)に学んだことのうち、社会人として役に立っていることは何ですか?

■専門知識や技術・資格取得について

全てです。設計部署で働いておりますので、製図や3D、2Dを使えないと図面は引けないですし、材料力学などがわからないと仕事が進まないです。
工学部では、工業系で働くうえでの基礎を学ぶことができます。

■考え方や姿勢などについて

主に卒業研究ではデータのまとめ方や解析方法などを通して、検討の考え方を学びました。
今後の目標を教えてください。
設計者として一人前になることです。今はミスばかりで、いろんな人に助けてもらっているので、困っている人を助けることができる余裕がもてるようになることです。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
工学に対して苦手意識がある人は、在学中の勉学は苦労することも多いかと思います。拓殖大学の先生方はとても協力的で親身になって下さる方ばかりです。
人から学ぶ姿勢を大事にすれば心細く感じることはありません。初めは殆どの人がわからないことばかりなので、安心して様々なことに挑戦してください。
岡田 瑠梨さん
#02
岡田 瑠梨さん 電子システム工学科 2018年卒
富士フイルム医療ソリューションズ株式会社 エンジニアリング部
沢山技術を身につけて、何でも作れるようになりたい
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
少人数クラス制で、工学を幅広く学べるため、拓殖大学工学部を選びました。
また将来、医療に関与する機器やシステムに携わりたいと考え、ハード・ソフトともに学ぶために電子システム工学科に入学しました。
NOIMAGE
#03
氏名非公表 情報工学科 2019年卒
沢山技術を身につけて、何でも作れるようになりたい
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
入学した理由は、プログラミング教育のカリキュラムが多くあるためです。
情報工学を学ぼうと考えた理由は、幼い頃からPCやゲームが好きで、システムやアプリケーションに携わる仕事をしたいと考えていました。姉の友人がプログラミングなどに詳しく、触れることが多くあったこともきっかけになっております。
在学中、どのようなことを、どのようなカリキュラムで学ばれたのか、どのようなことに力を入れて過ごされたのか、教えてください。
プログラミング、画像工学、信号処理、データベースなどについて学びました。
卒業研究では画像工学に携わり、Pythonを使用して画像にある同一物体の個数を数える研究をしておりました。
在学中、部活動・サークル・ボランティアなどに参加されましたか?参加された活動とその内容について教えてください。
学内:バドミントンサークル
会計を担当し、月1回程度近隣の体育館をお借りしてバドミントンを行っておりました。また、国際フェスティバルにも参加し、模擬店を出店致しました。
学外:軽音サークル
月に1回親睦を深めるために集まり、不定期でLIVEや夏季・冬季は合宿を行っておりました。
在学中、工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなどお感じになったことがありましたら教えてください。
先生方の温かいご配慮のおかげで、工学を学ぶ上であまり苦労をしたことはありませんが、学内で女子の友人があまりできないことはとてももの悲しく思っておりました。多少男性優位を感じることはありましたが、特に気にとめず笑顔で接していたためあまり苦労とは感じておりません。
メリットは、女子学生が少ないため、先生方に名前や顔を覚えていただくことができました。
現在のお仕事とキャリアについて教えてください。
社外に常駐という形態で、RPAロボットを作成して、様々な部署の方々の働き方改革を推進しております。入社したてのうちから、打ち合わせに参加させていただいており、現在は小規模な社外(常駐先とは異なる)案件のメイン開発をさせていただいております。主に、ロボット開発、ロボット管理サービス、問い合わせサービス(ロボットの管理から作成補助など)、研修サービスに携わっております。
現在のお仕事のやりがいやたのしさはどのような点にありますか?
現在の仕事でやりがいに感じていることは、前例がないものを自分たちで考えて開発や提案をしていく点です。
RPAは取り入れている企業がまだあまり多くないため、開発やサービス立ち上げに関してネット検索をしてもあまり情報が出てきませんでした(最近は2.3年前より情報量が増えております)。自分でお客様先のニーズに合わせたサービスの実現方法を試行錯誤しながら開発することにとてもやりがいを感じております。
現在のお仕事に携わるうえで、こころがけていることや大切にしていることは何ですか?
RPA開発や、問い合わせサービスはお客様先と直接やメールでやり取りすることがとても多いため、どんなときも誠実に対応することを心がけております。単純なことですが、どんなに忙しく余裕がなくとも笑顔で明るくお客様先と接し、直接でもメールでも真摯に向き合うことが、お客様との関係を良好に保ち、業務を円滑に進めることに役立つと考えております。
現在のお仕事に携わるうえで、こころがけていることや大切にしていることは何ですか?

■専門知識や技術・資格取得について

サイト立ち上げの際に、大学で学んだHTML、CSS、JavaScriptの経験が大いに役立ちました。
当時、サイト立ち上げにかけることのできる工数があまりなく、0から調べて作成する時間はなかったため、大学で簡単なホームページを作成した経験はとてもありがたいものでした。

■考え方や姿勢などについて

アルバイトで接客業をメインでしていたため、立ち振る舞いやお客様先に向き合う姿勢(感謝と真心を大切にする)などが大いに役立っております。また、事務をしていた経験もあるため、研修サービスに使用する教材の製本作業が早いと褒められます。
今後の目標を教えてください。
今後は、クラウドの知識を増やしていき、インフラ周りにも携わりたいと考えております。
特に何か1つのやりたいことがいまだなく、それを見つけるために様々な業務に関わることが私の今の行いたいことです。経験なしで他業務に関わるためには、知識や資格が必要となるため、AWSに関して知識を深めることが今後の目標です。
また、現在の業務に関しては、業務手順書や仕様書の作成を1人で行うことを目標としております。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
自分のやりたいことを前向きにやれば良いと思います!がんばってください。
高山彩子さん
#04
高山彩子さん デザイン(旧 工業デザイン)学科 2005年卒
株式会社ジャノメ家庭用機器国内営業本部ソーイングクリエーション室 SL(サブリーダー)
沢山技術を身につけて、何でも作れるようになりたい
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
インテリアや建築設計について学ぶ高校に進学し、家具の製作を行う授業を機に、モノのデザインやものづくりについて興味を持ち、もっとプロダクトデザインについて深く知りたいと思ったためです。
在学中、どのようなことを、どのようなカリキュラムで学ばれたのか、どのようなことに力を入れて過ごされたのか、教えてください。
デザインに関する様々な授業がありましたが、プロダクトをデザインする授業は真摯に取り組みました。特に現役プロダクトデザイナーの指導による製品のデザインを提案する授業では、デザインするモノのテーマ(歯ブラシのデザインなど)に対して、そのテーマのターゲットの選定、問題点の抽出、コンセプトの立案、製品の形をスケッチしてデザイン、モックアップ(試作品)づくり、プレゼンテーションの仕方までの一連をすべて自分一人で行い、締め切りまでに提出しました。どうしてこの形になったのか、どうしたら自分がデザインしたものに興味を持ってもらえるかをテーマが変わるたび考え、生みの苦しみがありましたが、同級生や先生に思いが伝わると達成感ややりがいがありました。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
在学中
・第37回毎日・DAS学生デザイン賞 インテリア部門 部門賞受賞
「木紙によるNew Fittings Designー空間をやさしく仕切るー」
https://das.or.jp/?p=278

卒業後
・2012年度グッドデザイン賞、グッドデザイン・ベスト100受賞
ミシン[DC6030]
https://www.g-mark.org/award/describe/38596
・有機溶剤作業主任者
在学中、工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなどお感じになったことがありましたら教えてください。
男女の比率について男性が多いことをネガティブに感じる方もいるようですが、社会に出ると男性が多い場面に日々遭遇するので、それを大学時代に経験できたことはよかったことだと思います。
現在のお仕事とキャリアについて教えてください。
入社当初は研究開発のデザイン部に所属し、ミシンやロボットなどのプロダクトデザインに携わり、3Dソフトによるモデリングなど製品開発を行っていました。第一子が生まれる際、赤ちゃん用の肌着を作ったのをきっかけに、デザイナーという自分のスキルを活かして、ミシンの魅力やものづくりの楽しさを伝えたいという思いから、よりお客様に近い営業部への異動を希望しました。異動後は、アンテナショップのオリジナルミシンのプロデュース、販促物の企画・デザイン、チラシ・POP・カタログデザイン、雑誌等の広告や展示会における掲示物等の企画・デザインなどを行いました。第二子出産のため出産・育児休暇を2年間取得し、復帰後は前出の業務に加えて、ミシンで作品を作るワークショップの企画と運営を手掛け、現在の役職になると部下への業務内容の伝達や指導・育成を行うなど、多岐に渡った業務を担当しています。
現在のお仕事のやりがいやたのしさはどのような点にありますか?
自分がデザインした商品や販促物がお客様に喜ばれたり、企画したワークショップの作品をお客様が作り上げて嬉しそうにされたりすると、こちらまで嬉しくなってやりがいを感じます。次はどんなモノやコトをお客様に提供しようかと考えることが楽しいです。
現在のお仕事に携わるうえで、こころがけていることや大切にしていることは何ですか?
より多くのお客様にミシンの魅力、ものづくりの楽しさを伝えるため、自分が提案しているモノやコトが独りよがりになっていないか、様々な人に受け入れてもらえる内容になっているか、要件や目的を満たしているか、常に客観視するようにしています。
拓殖大学在学中(特に工学部で)に学んだことのうち、社会人として役に立っていることは何ですか?

■専門知識や技術・資格取得について

・製品となる素材についての工学
・プレゼンテーションの仕方:自分の考えを相手に伝える方法、IllustratorやPhotoshopを使用したビジュアルでの提案方法

■考え方や姿勢などについて

・締め切りは必ず守る(スケジュールを管理する)。
・周囲の意見を取り入れて、自分のものにする。
・良いモノ、良いデザインを見に行き体験する。
今後の目標を教えてください。
当社は世界中に販売拠点があるグローバルな企業です。現在は国内向けの提案が多くなっていますが、ミシンでのものづくり、ミシンで作品を創造すること、人のことを思う気持ちを縫いつないでいる世界中の人々をサポートすることが目標です。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
みなさんの若さや自信は大きなパワーを秘めています。ぜひ工学を学んでみてください。
魏 敬凡さん(中国出身)
#05
魏 敬凡さん(中国出身) 電子システム工学科 2015年卒
エクシオグループ株式会社 NTT事業本部/ネットワークエンジニアリング本部
沢山技術を身につけて、何でも作れるようになりたい
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
拓殖大学は、歴史があって海外でもある程度知名度がある大学です。大学紹介資料に設備が充実して研究が出来ることを感じました。さらに、キャンパスが広くて、様々な施設があることで、勉強や研究だけではなく、普段の大学生活も充実できると思っていたので、拓殖大学に入学しました。
父は、車の物品製造関係のエンジニアです。小さい頃から、家の中で壊れた家電製品の修理や簡単なモノづくりなどをしたお父さんの姿を見た自分が影響を受けていたため、電子系に深く興味を持っているので、電子システム工学科を選びました。
在学中、どのようなことを、どのようなカリキュラムで学ばれたのか、どのようなことに力を入れて過ごされたのか、教えてください。
基本電気回路設計・通信ネットワークの知識・プログラムの演習・電子工学実験など様々なカリキュラムが学びました。
なかでも、電子工学実験が毎回凄く楽しみしていた記憶があります。工夫をかけて設計・作成したものを実現できた時の達成感が自分を支えて楽しんで大学4年間を過ごしました。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
卒業後、会社で電気工事士、Linux・Cisco関係の資格を取得しました。
在学中、部活動・サークル・ボランティアなどに参加されましたか?参加された活動とその内容について教えてください。
在学中、合気道の部活(2年間)を参加しました。珍しくキャンパス内には沢山の道場があったため、よりよい日本文化を身につけようと思ったため、参加していました。
在学中、工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなどお感じになったことがありましたら教えてください。
女子が圧倒的に少なかったですが、苦労が特にありません。周りの男子達がやさしかったので、気楽に話せました。
現在のお仕事とキャリアについて教えてください。
ネットワーク通信関係のインフラ業で仕事しています。具体的な作業内容は、施工現場での作業及び管理となります。
現在のお仕事のやりがいやたのしさはどのような点にありますか?
やはり、今の仕事内容は普段の日常生活と深い繋がりがあるということです。
例えば、コロナ禍でテレワークや電話会議などネットワーク回線の使用率が大幅に増加したため、素早くネットワークの構築できていないと、生活に影響を与える可能性があります。
現在のお仕事に携わるうえで、こころがけていることや大切にしていることは何ですか?
大切にしているのは、周囲の同僚とのコミュニケーションを取りつつ、信頼関係を構築し、スムーズに業務を遂行することだと思います。業務を遂行する上では、難しい問題も発生することがあるとは思いますが、コミュニケーションを円滑に取ることで解決に導けることも多いと考えるので、仕事をする上で大切なことはコミュニケーションだと思います。
拓殖大学在学中(特に工学部で)に学んだことのうち、社会人として役に立っていること何ですか?

■専門知識や技術・資格取得について

在学中に学んだ通信方式や通信ネットワークの基本知識ですが、今の仕事と直接的に関わる部分となります。それ以外でも、電気関係の仕事とすると、電子工学の基本知識が様々な出番もあります。

■考え方や姿勢などについて

考え方について、物事の真理をもっと追究するようになった気がします。
今後の目標を教えてください。
自分のスキルをもっと磨き、仲間たちと協力し、世の中の日常生活をもっと便利に、人と人に繋がりをもっと快適に、ネットワークインフラを構築したいです。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
とにかく、学生のうちはやりたい事を極めると良いです。
佐々木万智子さん
#06
佐々木万智子さん 情報工学科 2019年卒
IT業界のシステムエンジニア
沢山技術を身につけて、何でも作れるようになりたい
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
総合大学ということで様々な人と関われると思い入学しました。また、プログラミングに興味があり将来IT企業に就職したいと決めていたため情報工学科を選びました。
在学中、どのようなことを、どのようなカリキュラムで学ばれたのか、どのようなことに力を入れて過ごされたのか、教えてください。
プログラミングの授業は特に時間をかけて行われる他、論理的思考を学べる授業等もありました。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
・基本情報技術者
・応用情報技術者
在学中、部活動・サークル・ボランティアなどに参加されましたか?参加された活動とその内容について教えてください。
ダンスサークルに所属し、週2日の練習と定期的なイベントを行っていました。
現在のお仕事とキャリアについて教えてください。
入社後2年間はテレビ局の基盤システムの運用保守として障害対応などを行っていました。3年目に入り社内システムのサポートデスクのような部署に異動し、ユーザーからの問い合わせ対応を行っています。
現在のお仕事のやりがいやたのしさはどのような点にありますか?
最初の部署ではプログラミングを行っていたため、学んできたことを直接活かしながら仕事ができていたので、良い経験ができていると感じていました。また難しい大きな障害も時にあったため、対応が終わった時にはやりがいと成長を感じられるものでした。
現在のお仕事に携わるうえで、こころがけていることや大切にしていることは何ですか?
現在はユーザーと直接メールでやり取りしているため、システムの知識があまりない方にも伝わりやすいように丁寧に説明することを心がけています。
拓殖大学在学中(特に工学部で)に学んだことのうち、社会人として役に立っていることは何ですか?

■専門知識や技術・資格取得について

最初の部署ではプログラミング、SQLを行っていたので授業の内容が直接役に立っていました。

■考え方や姿勢などについて

論理的思考を学べる部分はIT業界で働くうえで役立っていると感じます。。
今後の目標を教えてください。
システムエンジニアとしてスキルを付け、チームとして現場に貢献できるような働き方ができるようになることが目標です。
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
女性が少ない環境であるため情報収集が難しいこともあるかと思いますが、特にIT業界は様々な働き方があるためいろいろな方に話を聞いて将来をイメージしながら学べるとよいかと思います。
竹澤淳子さん
#07
竹澤淳子さん デザイン(旧 工業デザイン)学科 2002年卒
デザイン業界デザイナー
沢山技術を身につけて、何でも作れるようになりたい
拓殖大学に入学した理由と工学(各学科の専門)を学ぼうと考えた理由や経緯を、教えてください。
高校では文系コースにいたのですが、大学では文系のように机の上で文章とばかり向き合うよりも、実技が多いクリエイティブなことがしたいと思い大学を探しました。
しかし、美術は好きでしたが、美大へ入るほど芸術したい訳でもなく、受験に必要な絵を習う等もしていませんでした。
そこで見つけた、拓殖大学のクリエイティブだけれど色々な汎用性の高いことが学べる工業デザイン学科は理想的でした。あとは単純に、工学部ってなんかメカニックな響きでカッコイイというイメージがあったので(笑)
在学中、どのようなことを、どのようなカリキュラムで学ばれたのか、どのようなことに力を入れて過ごされたのか、教えてください。
1~2年生の時は、色々な物づくりの過程を知りたくて、グラフィック・インテリア・機器・CG等ジャンルを問わず、専門実技系の授業は取れるだけ全部とりました。
課題に追われて徹夜ばかりで大変でしたが、初めて学ぶことばかりで、とにかく全部楽しんで取り組んでました。
在学中、卒業後に取得された資格がありましたら教えてください。
卒業後に取った資格は、全然関係ないファイナンシャルプランナーと乗馬ライセンスくらいです(笑)
在学中、部活動・サークル・ボランティアなどに参加されましたか?参加された活動とその内容について教えてください。
3年生の頭くらいまで「躰道部」という部活動に入っていました。空手をベースに忍者みたいなアクロバティックな動きをするマイナー武道です。
バリバリの体育会系で確か週3か4回活動があったので、授業の課題との両立は大変でした。夏休み中等は、他大学と合同合宿したりもありました。楽しいけれどハードでした。
在学中、工学を学ぶ女子学生としての苦労やメリットなどお感じになったことがありましたら教えてください。
苦労は、男性の方が多いので教室が汗臭い時期がある。メリットは、やはり男性が多いので親切にしてもらえることも多い。くらいですかね…(笑)
デザイン学科は、工学部の他の学科よりは女子は多め(確か20人ちょっと?)だったので特に不便を感じたことはありません。
現在のお仕事とキャリアについて教えてください。
新卒後約5年間は、広告制作会社でデザイナーをしていました。仕事ずくめでした。朝から終電まで働いていたこともよくあります。
そこを辞め、しばらく充電してから転職しようかと思っていたのですが、充電中に個人的にお仕事が舞い込み、そのまま独立し、現在に至るまでグラフィック及びWEBデザイナーとして活動しています。〆切さえ守れば、スケジュールは自分次第なので、昼寝も可能(笑)ただし、忙しい時は徹夜になることも。

プライベートでは、コロナ禍になる1年くらい前から犬を飼い始めたので、お世話の合間に仕事を全集中して極力短時間でやるようになりました。忙しくても毎日お散歩に出たりするので、煮詰まっても強制的にリフレッシュできるし健康にも良いみたいです。
現在のお仕事のやりがいやたのしさはどのような点にありますか?
私の場合、完成したものにあまり興味がなく…作る過程がにやりがいを感じます。「これだ!」というアイデアが浮かんだ時が一番楽しいです。
自分の中で「絶対これ!」というものが浮かんだ時は、結果としてやはりクライアントの反応も良いし、実際に売り上げにも貢献して喜ばれます。
そうなると自分の懐が潤うこともあるので、それもまた魅力です。
現在のお仕事に携わるうえで、こころがけていることや大切にしていることは何ですか?
クライアントの目線を常に意識すること。
クライアントからの依頼を受けて制作する場合、より多くの人に刺さるものを作る必要があります。物にもよりますが、デザイナーはアーティストではないので、自分の作品を作るという意識よりも客側から見て魅力的であり、理解しやすいものを導きださなければいけないと思っています。
拓殖大学在学中(特に工学部で)に学んだことのうち、社会人として役に立っていることは何ですか?

■専門知識や技術・資格取得について

色々あるのですが、私はグラフィックなので、特にシルク印刷の工程を実践できたことが役に立っています。
工程を知っていると印刷の入稿データを作る際に、必要なことと必要ではないことが分かるし、ちょっとした小技でアレンジしたりもできて面白いです。

■考え方や姿勢などについて

よく対象について調べ理解し、時には実際に足を運んでリアルに観察すること。
自分で考えていることと、実際ではズレがあることもあったり、思いがけない感動だったりがあったりするので、プレゼンなどがあっても強力な説得力あるものが生まれる下地となることも。
今後の目標を教えてください。
今まではクライアントの依頼に応える形で仕事をしてきましたが、今後は自分が作りたいモノのデータ等を気ままに提供したりも同時にしていきたいなと思っています。
徹夜等はキツイ年齢にもなってきたので…(笑)
後輩(特に工学を学ぼうとする女子受験生)に向けてメッセージやアドバイスを一言お願いいたします。
自分がやりたい気持ちがあるなら、とりあえず挑戦してみたらいいと思います。男性の領域なんじゃないかとか、難しそうとか躊躇することもあるかもしれないですが、それ以上にやりたいことを学ぶのは楽しいですよ!