バイオメディカルエンジニアリング
長谷川淳教授
バイオメディカルエンジニアリング ・・・?
Q
なぜこの研究を?
A
「バイオ=生物の」「メディカル=医学の」・・・なぜ電子システムで?
・・・と思われましたか?
また、私のように好きなジャンルの研究を行うこともできるのです。 私の場合、たまたまそれがバイオメディカルの分野だったわけです。
Q
何処がよいか?
A
バイオメディカル分野での研究といっても、もちろん遺伝子の組換え作業や診断,治療などを行っているわけではありません。
それにより人々の暮らしが少しでも良くなっていけばと願っています。
Q
造ったもの
A
このような映像をご覧になったことがありませんか?
遺伝子組換えの研究で使われる、マイクロインジェクション法という技術です。
髪の毛の太さほどの受精卵に、髪の毛の1/100もの細さのガラス針(マイクロピペットといいます)
を使って遺伝子(DNA溶液)を注射するのです。 もちろん、顕微鏡を使ってですが・・・
このような作業を、何十個、何百個と繰り返します。
遺伝子がうまく組み込まれるかは、確率の問題なので・・・
髪の毛の太さほどの受精卵に、髪の毛の1/100もの細さのガラス針(マイクロピペットといいます)
を使って遺伝子(DNA溶液)を注射するのです。 もちろん、顕微鏡を使ってですが・・・
このような作業を、何十個、何百個と繰り返します。
遺伝子がうまく組み込まれるかは、確率の問題なので・・・
ところで、卵細胞の膜にはかなりの弾力がありますから、ガラス針を刺す時には大きく変形します。 そのため、うまく遺伝子を注射するには熟練が必要です。
ところが、私たちの開発した『振動型マイクロインジェクション法』で、1秒間に5万回ほどの振動を注射針に加えると、楽に注射できるようになります。(日米特許取得済み) さらに、注射針も汚れにくくなり、作業効率が上がります。
ところが、私たちの開発した『振動型マイクロインジェクション法』で、1秒間に5万回ほどの振動を注射針に加えると、楽に注射できるようになります。(日米特許取得済み) さらに、注射針も汚れにくくなり、作業効率が上がります。
Q
現在の研究
A
この振動型マイクロインジェクションのシステムは、更に使いやすくするための改良を現在も続けています。