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工学部NEWS

【永見研究室】ウルシの木の活用プロジェクト:国際展示会に展示しました

2023.08.08(火)
デザイン学科  
工学部永見研究室ではFEEL J ㈱と共同で、SDGsに貢献する「ウルシの木の活用プロジェクト」に2020年から
工学部永見研究室ではFEEL J ㈱と共同で、SDGsに貢献する「ウルシの木の活用プロジェクト」に2020年から参加しています。漆産業と漆産地の活性化、SDGsへの貢献を目的として、漆掻き後のウルシ木材の活用に取り組んでいます。
7月19日、国際サスティナブルグッズEXPO【夏】にて「ウルシの木の活用プロジェクト」のブースに参考作品として、学生が制作した製品を展示しました。本展示会はエコ・エシカル・アップサイクルなど環境に配慮した製品を対象とした展示会です。ウルシの木を使ったオーナメントやコーヒーメジャースプーン、年輪時計などに加えて、学生が制作したオーナメントやトレー、アロマウッズを展示しました。
今後は、10月に予定されているクラウドファンディングの返礼品となるよう、展示会で頂いた意見を参考にして作品のブラッシュアップに取り組みます。
20230808_nagamiyutaka01参加学生
20230808_nagamiyutaka03展示ブースの様子

参加学生のコメント

手塚さくら(栃木県立矢板東高等学校出身)

私はウルシの木のシート材を使ったオーナメントを制作しました。初めての参加だったので慣れない場で不安でしたが、FEELJの方々のサポートもあり自分の制作した試作品を来場者にスムーズに説明することができました。また、ウルシの木のシート材に興味を持たれる来場者が多く、具体的な作品のアドバイスを頂けました。今後の試作品の検討に活用していきたいと思います。 

西並優花(東京都立上水高等学校出身)

私はウルシの木と透明樹脂を組み合わせたトレーを制作しました。複数の試作品の中で特に端材を使ったものに興味を持っていただけました。その他にも様々な展示ブースを見て、今後制作する上で勉強になることが多かったです。実際に来場者の方々に多くのアドバイスを頂くことができたので、10月のクラウドファンディングに活かしていきます。

船山紗希(東京都・修徳高等学校出身)

私はウルシの木とブラックライトを組み合わせた照明付きアロマウッドを制作しました。自分の作品をたくさんの人に見てもらうということが初めてだったので緊張しましたが、多くの方からアドバイスを頂けてとても良い体験になりました。頂いたアドバイスを参考に、クラウドファンディングに活かしていきたいです。

共同研究概要

目的 ① 未活用のウルシの木材を用いた商品開発を行い、ウルシの木の収益化を通じて現在ひっ迫している漆の生産体制を支え、産地の地域活性化にもつなげる。
② プロジェクト実施の過程において漆を知る機会を提供し、自然素材を活かす漆文化を広めることで持続可能な社会づくりに貢献する。
実施体制 ・拓殖大学 工学部 デザイン学科 永見豊 准教授
・FEEL J 株式会社 加藤千晶 代表取締役
参加学生 ・永見研究室4年生 手塚さくら、西並優花、船山紗希

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